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カーボンオフセットとは

  • 地球温暖化の問題は、すぐにでも解決に取り組むべき課題として、世界中で注目されている重要な課題です。
  • 日本においては2011年以降、原子力発電所の停止にともない火力発電所が中心となって稼働しながら電力をまかなっています。その結果、大量の化石燃料が消費され、二酸化炭素の排出量も莫大な量になっています。そのため、他国における省エネ設備導入や再生可能エネルギー利用設備設置によって削減できた二酸化炭素の削減量を、国際間の取引によって購入し、
  • 数値上の二酸化炭素排出量を少なくする取り組みが行われています。
  • この国外より購入しているクレジットの資金を、国内に振り向けることができれば、国内の排出量削減の取組を進めることができ、日本の排出量の削減につながり、国内の産業・経済の活性化にもつながります。
  • 現在J-クレジット制度にもとづいた多くの事業により、二酸化炭素の排出削減の取り組みが進められていて、これにより削減された二酸化炭素の排出削減量を購入することができるようになっています。J-クレジットを購入することで、設備投資を行った事業所に資金を還元し、更なる省エネ設備への投資促進を支援することが可能になります。
  • この排出削減量を購入することは、設備投資を行った事業者への資金提供を行うという形で、日本の二酸化炭素排出量の削減を促進することに貢献したことになります。更に、削減量の購入者は、自らが排出している二酸化炭素と相殺することで、二酸化炭素の排出量を実質的に少なくしたり、ゼロにしたりすることができます。このことをカーボン・オフセットと呼んでいます。

これまでの活動とこれからの取組み

  • これまでそおリサイクルセンターでは、照明や空調などの省エネ機器の導入や、廃食用油の燃料利用などにより事業活動そのものからの二酸化炭素排出抑制の取組みを進めてきました。
  • それに加え、職員の学習や環境家計簿の実施などにも取組み、多面的な排出削減を心がけてきました。しかし、事業活動からの「二酸化炭素排出をゼロ」にすることは困難でした。
  • そこで、「排出削減量」や、森林を整備することで新たに二酸化炭素を吸収させることによって生まれた「吸収量」を購入し、排出量をゼロにすることで、更に環境に優しい事業所となることを目指し取組みます。

取組の流れ

  • 二酸化炭素排出量の把握
  • 事業所ごとに排出される二酸化炭素の量を把握します。

上記とは別にリサイクルセンターの職員が通勤で使用する車両から排出される年間59トンの二酸化炭素についても、県内の森林整備によって新たに吸収される二酸化炭素量と国内の省エネ設備で削減できた二酸化炭素排出削減量を購入してカーボン・オフセットする。

  • 二酸化炭素排出削減の継続(二酸化炭素排出削減量の購入)

これまで実施している省エネなどの取組を継続し、二酸化炭素排出抑制の活動と合わせて3つの排出全量のカーボン・オフセットを目標に削減量や吸収量(クレジット)を購入して、自社の排出量を削減する取組みを行います。