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平成13年度〜
「菜の花エコプロジェクト」を始める
  •  大崎町は下水道、浄化槽の普及率が低く、家庭から排出する「天ぷら油」が河川水質汚濁の一因であることから、各家庭に廃食油専用容器の配布を行い、平成12年4月から「そおリサイクルセンター」に委託し、「廃食油」の回収も行っています。そして、同センターでは平成12年7月に廃食油燃料化プラントを購入し、廃食油からディーゼルエンジンの軽油代替燃料(BDF)精製を試み、現在プラントで精製された燃料は、同センターのゴミ収集車等10台の燃料として利用されています。
  •  しかし、廃食油の回収量が月平均600kgと予想より少なく、衛生自治会でも頭を悩めていました。そしてみんなで知恵を搾りあった結果、たどり着いたのは菜の花の栽培でありました。
  •  衛生自治会と町では、菜の花畑を復活させ、食用油として特産品開発、使用後の菜種油は回収して軽油代替燃料(BDF)とし、されに観光資源としても活用する「菜の花エコプロジェクト」を平成13年度から始め、衛生自治会員の畑約7haに植え付けました。肥料も生ゴミリサイクル堆肥「おかえり環ちゃん」などの有機肥料を使用しています。
  •  搾った菜種油全てが完売したのは皆さんの食に対する意識が高いという証でもあります。また国内で消費されている菜種油のうち、国内産は1%にも満たないわずか0.04%であり、しかも鹿児島県産はさらにそのうち2割程度しかないそうです。この希少価値も人気の秘密なのかもしれません。
  •  平成15年度からは学校給食や福祉給食、保育所などでの活用を始めており、このプロジェクトがスタートした平成13年度に7haだった菜の花畑は、少しずつ耕作者も増えています。
  •  平成13年度から始まった生ゴミの分別収集も、市街地を始めに順次収集対象世帯を広げ、平成16年度までには町内全域で生ごみを回収し、リサイクル堆肥として有効利用しています。

食品資源から作った堆肥を大崎町にある各所の菜の花畑にまいて準備をします。
堆肥になる食品資源の回収や種まき・除草・種の収穫・乾燥までをそおリサイクルセンターにて行っております。

菜種の栽培 ▶▶▶ 大崎町の農家さん数件とななくさ農園の畑で栽培
菜種の搾油・製品 ▶▶▶ 地元の村山製油へ
広報・販売 ▶▶▶ 大崎町衛生自治会と関連会社㈱ななくさ農園へ
菜種油を使った加工品 ▶▶▶ そおリサイクルセンターとななくさ農園・㈱ろーはすとの共同開発・広報・・販売
堆肥作り ▶▶▶ 大崎有機工場へ

このように、大崎町菜の花プロジェクトでは
いくつもの農家さんや会社・自治体にて菜種の栽培から販売までを行っています。
地域のからの大切な資源・協力と自然の恵みで出来上がる菜種油です。

広報・販売


ななくさ農園LinkIcon

加工品作り


ろーはすLinkIcon

堆肥作り


有機工場LinkIcon

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